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最近はいろいろなタイプの扇子が販売されています。扇子はほとんどが手作業で作られ、職人一人一人の技が表現される工芸品です。大事に使えば何年でも持ち、紙を貼り替えることもできるのです。
伊場仙がお勧めする、良い扇子の見分け方です。
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紙について |
閉じた扇子を正面から見て、全体に左右対称であること、綴られた扇の紙を折ったところが平らかどうか確認してください。ここがまっすぐなものは熟練した職人の技である証拠です。 |
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骨について |
竹は普通、孟宗竹をつかいます。肉厚でまっすぐな物が良いとされ、扇子の骨に使うには厚さを均一にするために、竹を3枚に削いで使います。内側の肉の部分を使ったものもありますが、皮の部分を使うのが丈夫です。扇子の骨でも、竹の皮の部分を使った物を皮骨(かわぼね)と言います。親骨と中骨は、表面がなだらかで艶があるのが皮骨を使った高級品です。中骨に色々な模様の透かしが彫られていることがあります。 |
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3 |
中骨について |
扇子を広げ、灯りの前で透かして見てください。中骨が扇面の上部まできちんと入っているでしょうか?扇子の天と中骨の上の端の間が、1cm未満だったら良い扇子です。ここが大きく空いていると壊れやすく、弾力性がなくなり良い風を送ることができません。 |
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4 |
かなめについて |
かなめは文字通り一番重要な部分です。ゆるすぎてもきつすぎてもいけません。
昔はくじらのひげを使っていましたが今は良質のプラスチックを使用しています。
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